トゥキディデス(前460-前400)

自ら参加したペロポネソス戦争科学的叙述で記録し『歴史』を記述。ペリクレスを高く評価し、アテネ民主政を擁護したその演説の記録が含まれる。ヘロドトスの『歴史』が娯楽性の強いものであったのに対し、ギリシア語での本来の意味「探究」のことば通り、「歴史」の真実はいかにあったかを追い求めたところに特色がある。