プルタルコス(46-120)

五賢帝時代のギリシア人伝記作家・歴史学者。ハドリアヌス帝の愛顧を受けてギリシアの代官をつとめ、後には神託で有名なデルフォイの神官となった。その著作『対比列伝』はアレクサンダーとカエサルというように、ギリシアとローマの英雄を対比させて描きだしたものである。後世風雲児ナポレオンが愛読してエジプト遠征の一原動力となった。