デモクリトス(前460-前370)

原子を万物の根源と主張し、イオニア学派<自然哲学>の完成者とされる。活躍の開始はソクラテスとほぼ同期であるが、なにしろ90歳を越えて長生きしたので、活動期は前5世紀‐4世紀となる。エジプ卜を始め各地に旅行して見聞をひろめ、健全な生活を送り、ヘラクレイトスの「泣く哲学者」に対して「笑う哲学者」と言われた。