ヘラクレイトス(前544-)

前6世紀の自然哲学者。万物は流転すると説き、変化自体を万物の根源とし、をその象徴とする。エフェソスの名門に生まれながら、世俗的な生活を捨てて孤高の哲学生活を送った。彼のこのような態度は当時の人には随分奇妙に映ったようで、「暗い人」とあだなされてしまう。「泣く哲学者」というあだなもある。あんまりである。