ルーベンス(1577-1640)

奔放華麗な画風を持つフランドル出身のバロック絵画の巨匠。代表作は「マリー=ド=メディシスの生涯」外交官としても活躍するなど多くの恵まれた素質を持ち、「いうことなすこと、すべてだれにもよろこばれるように生まれついていた」という性格で、最初の妻の死後53歳で16歳の美少女と結婚。5人も子供を産ませ、フランドルの豪著な館で幸福な晩年を過ごす。63歳で苦しむことなく死去。