ティルス
セム系フェニキア人の中心都市の一つ。姉妹都市シドンとフェニキアの覇権を競う。活発な植民市建設を行い、チュニジアに建設したカルタゴは、ローマと西地中海の覇権を争ったポエニ戦争で有名である。ティルスはアッシリアや新バビロニアの遠征にも自立を保ったが、アケメネス朝には服属してその海軍を担った。しかし、アレクサンドロス大王の遠征では、そのために攻略目標とされ、前332年に征服されている。


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