リンネ(1707-1778)

植物分類学を創始したスウェーデンの生物学者。学芸好きの牧師の子として生まれる。大学卒業前にはもう植物学の代講を任されるような秀才であったが、貧しい苦学生であり、婚約者の経済的援助でやっと学位を得るところまでこぎつけた。後に植物学の権威として全ヨーロッパ的な名声を獲得。彼が教授をつとめるウプサラ大学にはその名声を慕ってヨーロッパ中から学生が集まったという。