コルネイユ(1606-1684)

ラシーヌと並び称される、ルイ14世時代を代表する悲劇作家。理性と意思の勝利をテーマにして『ル=シッド』などの傑作を残し、その作品は今日でもくりかえし上演されている。しかし晩年には失敗作が続き、家庭の不幸に加えて年金も取り消され、世の中から忘れられて不遇のうちに死去した。