公孫竜(前320頃-前250頃)
言葉と物との関係を追及し、論理を重視して論理学を展開した名家の代表的人物。名家は詭弁の学に陥ったと非難されるが「白馬非馬論」(白馬は馬にあらず=白い馬は馬ではない)など、そうみられてもしかたのない側面はある。しかし名家はそもそもは社会の秩序維持をめざすものであり、彼も非戦論を説いたことでも有名である。