李自珍(1523-1596)
明末の薬草学者で『本草綱目』の著者。代々続く医者の家に生まれ、科挙に三回失敗した後本草(薬学)・医学にこころざす。30歳ころから従来の本草書を整理して誤りを正し、自説を加える作業をするうち、本草書の集大成を思い立ち、以後30年、都合3回稿を改めてついに完成。死の直前南京から出版されて、日本の農学者や物産学者にも大きな影響をもたらした。