ヘルムホルツ(1861-1894)

1847年『力の保存について』という画期的な論文を著し、マイヤーとともにエネルギー不滅の法則の発見者とされる。マイヤーがこの理論に没頭し、次々と論文を著しながらほとんど相手にされなかったのと対称的に、彼は物理学者であるとともに生理学者であり、というよりも自然科学のあらゆる分野に独創的な研究をおこなう指導的な科学者で、エネルギーの不滅の法則は、彼の広範な業績のごくー部に過ぎない。