法顕(337-422)
東晋の僧。60歳を過ぎてから、戒律の原典を求めて長安から陸路シルクロードをインドへと旅立ち、西域諸国をへて6年かかってチャンドラグプタ2世(超日王)全盛期のグプタ朝へ入る。仏典を求め仏跡を巡り、セイロン島より海路帰国。出発から13年の歳月が流れており、この老齢でよくこれだけの大旅行をしたものである。旅行記『仏国記』も重要。