『ロミオとジュリエット』はシェークスピアの恋愛悲劇。イタリアの都市ヴェローナの名門モンターギュ家とキャピュレット家の対立を背景に,モンターギュ家のロミオとキャピュレット家のジュリエットの悲恋を描く。対立する二つのグループと,それを背景とした恋人たちというのは,物語りの基本構造の一つで,さまざまな作品が古来書かれてきたが,私個人としては,山田風太郎の『甲賀忍法帳』がイチオシ。