フィルマー(1589-1653)

王権神授説を唱えたイギリスの政治学者。熱烈な王党派でチャールズl世に仕え、チャールズl世によってナイ卜に列せられた。そのためピューリタン革命の時には10回も邸宅が略奪されたと言われる。死後の1680年に主著『族父長論』が発表されたが、ここでは王権神授説と絶対王政の由来を聖書のアダムの家長権においている。