モンテスキュー(1689-1755)

フランスの啓蒙思想家。ボルドーの高等法院長をつとめた。パリ在住のペルシア人の故郷への手紙という形式で、フランスの社会を軽妙に風刺した『ペルシア人への手紙』で文名があがる。40年を費やして完成した『法の精神』はイギリスの立憲政治をたたえながら三権分立を説いた不朽の名作である。