ハイドン(1732-1809)

オーストリアの古典派音楽家。音楽好きの車大工を父に生まれ、少年合唱団員をふりだしに音楽家としての人生をあゆみはじめる。50歳頃より名声を確立。老境にはいった90年代になると、ますます旺盛に傑作を発表。ソナタ形式を完成し、交響楽における器楽の地位を向上させ、生涯に「告別」など104曲の交響曲を残し、交響曲の父と称賛される。1809年ウィーンに侵入してきたナポレオン軍の砲撃が鳴り響く中で77歳で死んだ。