キェルケゴール(1813-1855)

『あれか・これか』『死にいたる病』などで余りにも有名なデンマークの哲学者。ニーチェとともに実存主義哲学の先駆者とされる。へーゲルの哲学体系が個人の救済につながらないことを批判し、全体の真理でなく個人の真理こそが重要であるとした。内面的な葛藤から1840年レギーネ=オルセンと婚約しながら、翌年それを破棄。以後独身のまま42歳で死んだ。