テュルゴー(1727-1781)

フランスの重農主義者・政治家。祖父は州知事、父はパリ市長をつとめた名門に生まれる。『百科全書』にも執筆して当時の代表的な哲学者たちと交流する一方、政治家としても業績を上げる。1774年ついにルイl6世に財務長官に任じられ穀物取引の自由化、賦役の廃止などの重農主義にもとづく改革をおこなってフランス革命の先駆と評価されたが、76年にその任を去ることを余儀なくされた。