鑑真(688-763)
唐の高僧。当時の日本には授戒を授ける資格のある僧侶がいなかったため、請われて日本にわたることを決意。しかし、当時の航海術には問題があり、渡航は命がけだった。日本にわたろうと試みて、失敗すること12年の間に5回。その間に盲目になるなどの苦難を重ね、ついに754年に来日した。その死に先だって弟子達に作らせた『鑑真像』は、最大級の国宝としていまもゆかりの唐招提寺に安置されている。