レンブラント(1606-1669)

光と影を強調する、写実的な画法を確立したオランダのバロック画家。『毛織物商会員』などオランダ盛時の市民生括を描く。しかし、肖像画の第一人者としての名声を獲得しながら、30代半ば頃から肖像画を描くことをやめ、自己の芸術の確立(有名な団体肖像画の傑作『夜警』は、その始まりを告げる作品)と、聖書物語の鋼版画製作に熱中。そのため次第に名声と絵の注文を失い、最愛の妻にも先だたれ、晩年は破産状態となって
63歳でユダヤ人地区の貧しい家でみとる人もなく死んだ。