ラプラース (1749-1827)

フランスの数学者。天文学者。カン卜の星雲説を発展させ、宇宙進化論を唱える。1749年貧農の子として生まれ、1827年侯爵として死んだ。その人生はラヴォワジエと対照的で、同じく政治に関与しながら彼はナポレオンの時に内相となり、ナポレオン退位後の王政復古にあたっては巧みにルイ18世に乗り換え、これに仕えて人生をまっとうしている。もっとも政治的な無節操に対する批判は当時からあった。