アッシュール
アッシリアの古都で、アッシリアの発祥の都市。アッシリアの名は、この都市と同名のアッシュール神を信奉したことに由来する。アッシリアは古くから小アジア・シリアとメソポタミア北部を結ぶ交易で繁栄した。インド=ヨーロッパ系の侵入期にはミタンニの支配下に入ったものの、やがてミタンニから自立して交易国家から軍事国家へと変質した。その後、前9世紀に首都の座は他の都市に移るが、アッシュールは宗教的中心都市であり続けた。


参照地図
ハイパー世界史ノート